|
はじめての施設実習
NPOラブラドール社会福祉協会は国際セラピードッグ協会の大木先生のご指導の元でセラピードッグ育成の訓練会を開催しておりますが、その第一期生が2008年6月に修了証書をいただき、ついに国際セラピードッグ協会のセラピードッグと共に老人福祉施設でセラピー活動の実習に入ることになりました。下記はその体験談です。
6月18日は、記念すべき日になりました。
咲妃、セラピードッグ候補生としてデビューいたしました!
今回の記念としてはもちろんですが、実習の備忘録として、また、これから続々と誕生するであろう、訓練会卒業生の方たちのために色々と書き記しておこうと思います。
たくさんの方に読んでいただけたら、とても嬉しいです。
まずは実習先の施設に集合しました。実習生は現地集合となります。
今回行かせていただいた施設は、すぐ近くに公園があるのですが、日陰はあまりなくて夏場は大変かな、と思います。
できるだけ指定された集合時間ぎりぎりに行ったほうが、犬の負担にもならないし、スタッフさんのご迷惑にもならないです^^;
施設に入る前に近辺で排泄を済ませておくのも重要です。
それが済んでいたら、施設入り口でいったんグリーンベストをお借りして着せ、ITDAのスタッフさんが用意してくださる消毒剤をつけた雑巾で犬の足を拭きます。
(拭き方は普通のお散歩帰りと同じでOKです)
ベスト着用と足拭きは、施設内を犬が歩くための条件です。
施設に入る際は人間も上履きに履き替えます。私はたまたま白無地の上履きにしたらスタッフさん全員同じで(爆)名前、書いておいたほうがいいなと思いました。
2階の機能訓練室が私たちの控え室でした。着替えはすぐ横のトイレで済ませました。
私はTシャツだけ替えれば良い状態にしていきましたが、それが正解でした。
中は空調がしっかり効いていますが、寒いと感じるほどではありません。Tシャツで快適でした。
(でも何があるかわからないので、ジャケットと帽子も一応持っていきました)
この部屋はあまり広くはないので、バリケンなしで犬を待機させる場合には過ごし方に少し配慮が必要だなと思いました。
(ちなみに、咲妃はキャリーの中で気配消してました・笑)
活動前に、必要があれば体を拭きます。そのためのタオルが必要なので持参しました。
目の周り、顔も綺麗にします♪
エレベーターで移動し、3階のデイケア専用食堂へ移動しました。ここがセラピーの会場です。
職員の方々がテーブルを撤去してくださっており、既に参加者の皆さんは輪になってわくわくと待ってくださっていました♪
入り口手前右側が先生の立ち位置、そこに音響機器が置かれます。
デモンストレーションのための杖も犬の数だけ用意しましたが、最初、実習生はそこまでやりませんでした。
さていよいよセラピードッグの入場です。
実習生は、最初のラインウォークには入りません。
先輩たちを見ると、ニコニコ笑って手を振りながら入場していきます。
これはどこかで見たことが・・・・・・
をを、東京ディズニーランドやシーのパレードの雰囲気!!!(爆)
音楽と先輩たちの笑顔は、そんな楽しいイメージが似合っています。
先輩たちがおなじみのラインウォーク、ケーンウォーク、ハプニングマナー(杖を落としても動かない)
などを簡単に披露した後、犬の紹介タイムになります。
リーダーのピースを先頭に、この日はミッキー、小太郎、サニーといった顔ぶれ。
その後に、「今日は初めての子が来ています。2年間一生懸命訓練を頑張って、
いよいよデビューとなりました。咲妃ちゃんです!!」と、とっても大々的にご紹介してくださいました。
(咲妃は小さくて遠い方からは見えづらいので、抱っこしてのお披露目となりました)
その後、協会持参の犬用椅子を出してふれあいタイムです。
輪の内側に4頭の犬が均等に分散し、おひとりずつと触れ合って、お話をしていきます。
実習生はその輪の更に内側でフリーラウンドです。
この時点では、高齢者の方との接触はせずに、程よい距離を保ってラウンドします。
ここでのラウンドはとにかく「犬にこの場に慣れさせる」ことが目的でした。
そのうち、名前を覚えてくださった数名の方が「さきちゃん!さきちゃん」と声をかけてくださったり、
手を出してこられるようになりました。
(中には、車椅子から大きく身を乗り出してこられる方も・・・落ちちゃうよ〜〜〜!と焦りましたが、とてもとても有難いことだと思いました)
先生がそれを見て、ある方の前に椅子を・・・
咲妃、初めての触れ合い体験でした。
(正直、初回は活動を見ているだけかと思ったので、ええ〜っいいのかな〜〜という感じでしたが^^;
真のデビュー・・・しちゃいました!!)
Sit On Chairで前に座らせ、なでていただきました。
その様子を見て、先生はカメラを取りにすっとんでいかれました(爆)
一枚撮影しては「うーん、完璧!」もう一枚撮影しては「最高!!」と言われなんだかとても嬉しかったです。
咲妃もちゃんと顔を寄せたり、じっと目を見たり。
ハンドラーは充分安全に配慮しながら触れ合いを進めます。
とうとう高齢者の方が「抱っこしたいわ!!」とおっしゃったので、手を挙げて大木先生にヘルプを出しました。
先生が咲妃を抱き上げて、抱っこ状態にしてくださいました。
そのときの「うわあ〜!!」という嬉しそうな声!きっと、私は一生忘れないでしょう。
また別の方のところにもお邪魔しました。
この方に「さきちゃん」と呼ばれると、「なあに?」と言わんばかりに目を合わせ、尻尾をふりふり♪する咲妃。
(後で理由を考えてみたら、私の母が咲妃を呼ぶときのトーン、声音にそっくりでしたから、咲妃も安心したのでしょうね♪)
こちらでは抱っここそありませんでしたが、充分になでていただきました。嬉しい体験でした。
もちろん、また写真も撮っていただきまして♪大木先生本当にありがとうございました♪
1時間くらい触れ合いタイムを持った後は、セラピードッグと希望者とのウォーキングタイムです。
一緒に歩きたい人は手をあげたり、近くのヘルパーさんに声をかけたりします。
車椅子だけでなく、体を支えての歩行をされる方もいます。
ハンドラーはこのときだけ、犬の左側について(左からハンドラー・犬・高齢者の方・ヘルパーさん)
リードを補助的に、ちょっとつまむ程度に持って歩きました。
(施設によって場所が狭い場合は、少し後ろに下がってつくそうです)
咲妃は最初、「どなたにもつかないで、列の後ろについて歩いて」と先生に言われ、そうしていましたが
慣れてくると、最初に「抱っこ」してくださった方の車椅子について歩く、という体験もさせていただきました。
(先生が車椅子を押し、私が左から咲妃のリードをつまむ役でした)
訓練の時と同様、上手について歩けました!!え、そりゃあ当たり前??でも、でもなんか、感動しちゃいましたねえ・・・。
そうそう、このときは人間も犬もちょっと入り乱れる感じになります。
相性の良い子同士なら、どこをどう歩いても問題ないのですが、そうでない場合は、前後を歩いても大丈夫な子の前にカットインすることが必要です。
(完全なラインウォークではなくなるので、多少混乱しやすくなります。ここが一番注意ポイントかもしれません)
普段からフリーラウンドやクロスウォーク、アフターユーなどの練習を重ねておくと、非常に役に立ちます。
ウォーキングタイムが終わると、最後のご挨拶になります。
このときのラインウォークには、末尾に入れていただきました♪
先生がセラピードッグの名前をひとりずつ呼んでくださり、皆さんからは大きな拍手が・・・。
嬉しいですよお〜。
そしてまた手を振りながら(はい、ディズニーランドの・・・笑)いったん退場しますが「アンコールタイム」ということで、またすぐ入場、3〜4周ラウンドして、退場します。
このときもひたすら笑顔で手を振り、部屋の出口では奥の方にも笑顔で手を振ります。
このとき決して「さようなら〜」ではないんですよね。
「また来ます!待っていてくださいね!」なんです。
犬たちを退場させた後は、スタッフさんたちが参加者さんを回り、コロコロテープで衣服を綺麗にします。
「たくさん触ってくださって、ありがとうございました」といいながら。
その後先輩たちは床掃除もしておられましたが、私は先生に「咲妃くん、ちょっと」と言われ緊張の面持ちでついていきました(爆)
うわ〜〜ん、どんな粗相があったのかしら???
と思っていると・・・
先生はエレベーターで入居者さんの居室へ、私と咲妃を連れていってくださいました。
いつも来ておられる方が、今回は参加されなかったとのことでその方のベッドサイドまでお邪魔したのです!
初回の実習でここまで???とびっくりしました。
色々な条件が重なってのことですが、本当に、とても有難い体験でした。
ベッドサイドで先生がその方にお話をし、咲妃を紹介してくださいました。
「名前を呼んでいただけますか」というと、「さきちゃん・・・さきちゃん、かわいいねえ〜・・・」と。
自己紹介もしてくださったんですよ^^ これはとても嬉しかったですねえ〜。
「また来ますね」とご挨拶をして、5分ほどでお部屋を辞しました。
初回から結構飛ばしたな〜というのが(爆)私の正直な感想です。
まあ、咲妃が落ち着いていたので、できたことかと思います。(固まってただけかもしれませんが^^;)
初めての場所で、その子によって反応も精神状態も様々だと思うので、一様に咲妃がしたことをするわけではないでしょうし、もっと色々なことをするかもしれません。
セラピーはライブだなあ、と思うので、本当に毎回違うものだと思います。
その後2階の控え室に戻って、咲妃に水を飲ませました。
充分に褒めて・・・これ大事ですよね。
最後にベストを脱がせて協会のスタッフさんにお返しし、咲妃をキャリーバッグに入れて初めてのセラピー活動は終わりました。
咲妃、大木先生に「とっても良かったですよ〜」と褒めていただきました。
初の実習はどうやら大成功だったようです!!!
2年間頑張った甲斐がありました〜・・・。
とはいえ、やはり初の体験はそれなりにストレスだったようで、食欲はどこまでも普通なんですが(笑)、今朝ちょっとお腹がおかしかったです。
そんなにひどくないので、レスキューレメディを与えて様子を見ています。
咲妃は決して完璧な犬ではありません。
それなりにお茶目な部分もあります。それはいわゆる欠点といわれることかもしれない。
未避妊のメスらしい部分も残してます。
それでも、訓練してセラピードッグ候補生となり、グリーンベストを着ることができたのです。
先生のご指導、本当にありがたいことと思っています。頑張った成果がこうして出てくれたことも嬉しいです。
そして何よりも、咲妃という子を誇りに思っています。
これからも頑張ってこう、咲妃♪
そして後に続く泰地も一緒に頑張ろう!
一家に2頭のセラピードッグが誕生したら、とてもとても嬉しいなあと思います。
これからも、犬たちと一緒に一回一回の活動や訓練会を大事に頑張っていきたいです^^
|