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★  スタンダードの考え方  

 スタンダードというものは容姿だけでなく性格や作業能力も考慮に入れてしかるべきです。すべてが揃ってこそスタンダードだと言えると思います。
 イギリスでは容姿だけでなく作業能力や性格もCHの判断基準になっていると聞きました。

 スタンダードが崩れてしまえばその犬種は崩壊してしまいます。
 ある方が獣医さんに行ったら「ラブに見えるよ」と言われたとおっしゃってました。 血統書があるのに・・と飼い主さんは悲しんでおられました。
 "うちの子" はみんな可愛いけれど、ラブラドールに憧れてラブラドールを飼ったのに、容姿も性格も違い、レトリーブもしない全然ラブラドールに似ていない子になってしまったら、やっぱりがっかりはするんじゃないかと思います。

 実際、よく吠える・攻撃的・人見知りする・作業能力が落ちるなどのラブラドールがたくさん出て来ています。

 100年以上もかけてラブラドールという犬種を固定させようと努力して来た良心的なブリーダーの存在のお陰で私たちはラブラドールを手に入れることが出来ましたが、しっかりとスタンダードを勉強して繁殖を考えないと、何十年か後には日本ではラブラドールが手に入らなくなるかも知れません。

 スタンダードは誰がきめるのか、というご質問がよくありますが、これは英国やアメリカ、日本など各国の犬種団体が「ラブラドールとはこうあるべきだ」という指針として設定したものであり、その指針を忠実に守って行くことによりラブラドールという犬種が存続していくものだと思っています。スタンダードということは、即ち理想のラブラドールということなのです。

 一人の人がスタンダードでは無い子を交配させれば、スタンダードでは無い子犬がたくさん産まれる可能性が高いです。その、スタンダードでは無い子犬が大きくなれば「ラブラドールなのに・・」とがっかりする飼い主さんが増えます。その子犬たちがまた交配をすれば増々スタンダードから遠ざかったラブラドールが出来てしまい、他人から「ラブに似ているわね」と言われることになってしまいます。 "うちの子" が可愛いからと言うだけで交配させる前に、ラブラドールの未来を考えて下さい。
 ラブラドールを愛するからこそ、スタンダードと言う言葉の意味を考えて欲しいのです。

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